経皮毒・・・
耳にはするものの実際のところどんな毒なの?と気になるとこです。
人間が物質を体内に取り込む経路は3つあります。
飲食物を口から取り入れる「経口吸収」
呼吸により取り入れられる「経気道吸収」
皮膚から吸収する「経皮吸収」
経皮毒は、学術用語ではありませんが、経皮吸収によって有害な物質を体内に取り入れてしまうことを指す。
経皮毒で最も懸念すべきは、子供への影響です。
特に女性は体内に入った化学物質が子宮に蓄積されやすいため、妊婦はもちろん、将来の子供への影響も否定できません。
経皮毒と病気の因果関係は、明確に立証されているものも否定されているものもほとんどありません。なぜなら、経皮毒は体内に少しづつ蓄積されると考えられ、病気を発症しても直接的な原因として特定することが困難だからです。
経皮毒が招く可能性のある病気として指摘されているのは「肌荒れ」「湿疹」「アレルギー性皮膚炎」と言った皮膚のトラブルをはじめ、アトピー、免疫力低下、癌、脳疾患、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などです。
経皮毒の危険を指摘されているものとしては、基礎化粧品をはじめ、ハンドクリーム、台所用洗剤、「シャンプー」「リンス」
「ボディーシャンプー」洗顔料です。
その中でも特にシャンプー・リンスには注意が必要です。なぜならば、頭皮は他の部分の皮膚に比べて3・5倍も吸収率が高いといわれています。
経皮毒の危険が指摘されている主な物質は以下のものです。
「ラウリル硫酸ナトリウム」「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」「ジブチルヒドロキシトルエン」「パラベン」「ソルビン酸」「蛍光増白剤」「安息香酸塩」「タール色素」「直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム」など。
経皮毒を恐れるあまり、神経質になることを勧めるわけではありませんが、毒性を指摘されている物質を避けてもデメリットはないはずです。