これから、気温も湿度もぐっと下がる冬の季節です。
雑誌やテレビを見ていても『保湿』という言葉が並んでいます。
実は、保湿をしなければお肌はどんどん老けていきます。みなさんはしっかりとお肌の保湿はできていますか?
今朝のブログは
『乾燥肌』についてお話ししていきます。
まずはじめに、『乾燥肌』とはどういう状態なのか簡単に説明いたします。
乾燥肌は保湿成分のつまっている角質層の状態を表します。
保湿能力の低い肌、水分保持が少ない
(通常は15~20%の水分を保持)肌といえます。
つまり、いい角質層ができていない状態ということです。角質層には保湿成分として
3つ重要なものがあります。
1. 脂膜(皮脂腺から分泌される皮脂)
2. NMF(天然保湿因子、アミノ酸、尿素、乳酸)
3. 細胞間脂質(セラミド、遊離脂肪酸、コレステロールがあり角質層の前段階の顆粒細胞内にある層板顆粒に由来する)です。
お肌の水分を維持する保湿成分は
セラミドが約80%、NMFが18%、皮脂が2%です。
それぞれ重要な物質ですが、なかでも細胞間脂質、とりわけセラミドはお肌の潤いには重要な役割があります。
セラミドは水分を挟み込み、角質細胞間はこのセラミドと水の層が交互に重なる「ラメラ構造」を呈します。
このセラミドが正しく機能しているなら、どのような環境下でも乾燥肌となることはないようです。
ちなみにセラミドは加齢とともに減少していきますし、アトピー性皮膚炎など乾燥が主体の皮膚疾患ではかなり減少しています。
また最近ではセラミドだけに限らず、レパゲルマニウム、メバロノラクトンなどの物質も保湿にかかわる重要な成分ということが
わかってきています。
冬季の乾燥対策ができていないと、お肌の老化はどんどん進みます。
マニアックな情報となってしまいましたが、若々しく、いつまでも元気でいるためにはとても重要な情報となっております!
これからの季節、肌ケアをしっかりと行い更に若く・健康になっていきましょう!
今日も苫小牧はすがすがしい秋晴れになっております!
皆様にとって最幸の一日になりますように!